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2017-04-14

「誰かわたしを認めて・・・」~不安型愛着スタイル~

「認められたい」「愛されたい」が強い人

 「仕事が長続きしないのを何とかしたい」というご相談が時々あります。 
「どこの職場に行っても、嫌な人がいるんです。私に対して嫌な態度をとるんです。」というのも。
仕事そのものよりも、人間関係のトラブルが嫌になり、自分から職場を去るというパターンです。

でも、相手に対して、何が嫌かを伝えることはなく、なぜそうするかを聞くこともなく、(伝えたとしても、自分を大切にしてくれない相手への怒りの感情を乗せて伝えるので、相手からも否定的な言葉や態度が帰ってきて)相手に逆らえないまま、自分がその場を去るということを繰り返します。

 
いつも人に嫌われていないかどうか、人に受け入れられるかどうかが気になって、 相手の反応がなかったり、悪かったりすると、不安になって仕事どころではなくなってしまうのです。拒絶されたり、見捨てられることにものすごく敏感で、 他者からの評価に心が支配され、過剰反応してしている状態です。
そのような人は、一方で、他者への配慮や気遣いのできる人でもあります。 でも誰もそれを評価しておらず、それが本人をより苦しめます。「なんで気づかないの!私こんなに我慢してるのに」って。そのうち、相手の顔色をうかがってばかりいる卑屈な自分に嫌気がさすのですが、でも相手が気になるのを止められない・・・。
その繰り返しの中で、「なんでわかってくれないの?なんで認めてくれないの?」という他者への怒り・恨みと、 相手が自分のことをおろそかにしているという被害者意識に心がとらわれれてしまいます。そうやって人を責めている自分にさえも、自責の念がつのります。
もう、出口の見えないラットレース。

 

して残るのは、、、
からっぽの自分。 無価値な自分。。
んなぽっかりと空いた心の穴を埋めてくれるのは他者。
「愛されたい」「受け入れられたい」「認めてもらいたい」という承認飢餓感が半端なく強い。
これが、不安型の愛着スタイルです。

不安型愛着の心の中で起きていること
~自己メージの混乱と愛情へのとらわれ~

このような傾向のある方は、幼少期に甘えベタで、いつも親の顔色をうかがってきた方が多いです。 そして、親(特に母親)の期待に応えようと頑張ってきたか、いい子でいようとしました。
でもどんなにいい子にしても、本当の自分の心は見てもらえず、心はいつも拗ね拗ねモード。
母親との一体感はありながらも、母親を自分とは別の人間としてとらえることができず、混然一体にからまりあっている状態です。
自分の感覚や感情が、母親に乗っ取られていて、自分という個が確立されていません。なので、セッションを重ねても、「お母さんが認めてくれれば、私は楽になれるのにっ!」と、相手を変えたいという思いが先行してしまい、 自分から変化するという段階に行きづらいことが多いです。
母親に対する期待がとても大きくて、諦めきれなくて、小さな子どものような口調と態度で、「お母さん、わかってよ!ねぇ、お母さん!!」という叫びが続きます。
「わかってよ!私を見てよ!ねぇ、お母さん!!お母さん!!」
そして、どんなに叫んでも、何をしても、いい子にしても、ダメな子でいても、お母さんには届かない・・・。
「もう、どうしたらいいかわからないよ・・・」
心の中はカオス状態・・・。
子どもは、自分の心を鏡のように映しだしてくれるような反応を求めて、親の顔をのぞきこみます。その時に、子どもの思いをくみ取り、受け止め、親側も自分の気持ちをまっすぐに伝えることによって、 子どもは「自分はこういう存在なんだ」と理解できるようになり、自分自身を形作っていくことができます。
でも、
親側の不安が大きく、子どもの思いをそのまま受け止められなかったり、
「あなたのためよ」と言いながら、自分の思い通りにコントロールしたり、
他の兄弟は可愛がるのに、本人には否定的な言葉を投げるなど、
親の側から、条件付きの不安定な愛情しか与えられなかったり、ある時はやさしく、ある時は冷たくはねのけるといった、一貫性のない関わりを受けることで、
子どもは親の言葉や行動の中に自分自身を映し出すことができなくて、 自己イメージが混乱してしまうのです。
「甘えたい、愛情を求めたいけ。けれど、また手痛い仕打ちがまっているかもしれない。」という、不安にとらわれた愛着の形です。
この不安型の愛着スタイルも持つ人は、自立にもつまづきやすくなります。まわりの評価に自分の存在価値を左右されるので、人に認められるために完璧でありたいという思いも強く、 ひとつ失敗すると、何もかもダメになったように思ったりもします。
心の中に「安全基地」がないからです。

回復に向けて

そんな方は、まずはセラピーや信頼できる人との中に、安全基地となる場をみつけ、 絶望的な悲しみや寂しさを癒します。そして、親の中にある未解決の問題と自分自身の存在は別物であることを体(肚)で理解していくことが大事になります。
そして、子どもの心を取り戻して、子ども時代をやり直しながら、 自分自身の中にも安心感を育て、もう一度自己イメージを確立させます。そうすることで、自立に向かって進んでいけるようになります。
「親のせいで自分はこうなったんだ」ではなく、「自分の不安や恐怖はここからきていたのか」ということを理解すること。
自分の中で人生のつながりを感じられるようになると、人を信じて、愛情を信じて、満たされた幸せな人生へと進んでいけるようになります。

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