「私」がわからない②~過保護・過干渉と強い支配~

前回「私がわからない~乳児期の自己形成不全~」の続きです。

「~~したい」「~~してください」「私は○○が欲しい」「私は○○が好き」
あなたは自分の欲求に気づけますか?自分の意思を相手に伝えられますか?
もしそれができていたとしたら、それで人間関係は壊れていませんか?(孤独になっていませんか?)

「私がわからない人」の傾向として、幼少期に親からの過保護、過干渉、強い支配を受けてきたパターンも多いです。

前回の乳児期の自己形成の未完了では、「身体感覚」の分離ができていない状態をご紹介しましたが、今回の過保護・過干渉・支配の場合は、身体は分離できていたとしても「心の分離」ができていない状態です。

特に、生活のあらゆる面で母親が主導権を握り、子どもをコントロールするしてしまうと、子どもはひとりの人間というよりも、母親の延長になってしまいます。

子どもが成長し自立していく過程で、母親は「子どもを手放していく」ことが必要となるのですが、このプロセスの中で、母親側の不安が強かったり、精神的に不安定だったり、夫との情緒的なつながりが持てていないと、手放しがうまくいかず、子どもに自分と同じように行動し、反応することを求めてしまいます。

そうすると、子ども側も、母親にまるっと飲み込まれた状態のままなので、「自分は母親と切り離されたひとりの人間である」という自己感覚が持てません。自分がわからないまま、親の愛情と承認を得るために、母親を喜ばせる行動をする自分を「自分自身」と思って育ちます。

過保護・過干渉の場合は、干渉されて苦しいけれど、常に守られ、見てもらったことの安心感もあるため、親から離れて自由になることに対して強い抵抗を感じます。そのため、そこから抜け出すのは意外に難しかったりします。

「こんなに我慢してきたのに!」「こんなに期待に応えてきたのに!」という被害者意識も強く、憎しみや復讐心も強烈で、離れたいけれど離れられない。そして、どこかで人生を諦めてしまいます。

強い支配の場合は、「人より出来ないとダメ。でも私(母)より出来てはダメ」「なんでも私(母)が重要なの。あなたはまだまだ不充分」「私(母)は可哀想なの。あなた(子ども)が私のお世話をしてね」・・・そんなメッセージを受け取って、本当の自分を見失います。

時には、子どもを否定するような言葉を投げ続けることもあります。
母親の側は自分の望む姿を子どもに期待し続け、子どものほんとうの姿を認めません。

過保護・過干渉・支配のどの場合も、子どもの側は母親に承認されないと自分の存在意義を確認できず、そのメッセージに自分を合わせて、いい子になります。

お人形です。

ひとりの人間ではなく、お人形として生きる。愛されているという実感もないまま、相手を一方的に喜ばせる愛の形しかわからず、「誰かにみとめられたい!」という強い誘惑に日々翻弄され、必死に努力して頑張り続けます。

SNSなどで、自分を誇張してみせたり、自分は優れた人間だと認められることを期待したり、さらに上を目指さなければ!と脅迫観念にかられたり。。。私もよくやっていました。

が、たとえ周囲に認められても安心できるのは一時的。また不安にさいなまれ、承認を得るために頑張り続けるという、ラットレースが続きます。

そして、、、

「頑張りすぎる私」になるか、「自己破壊する私」になって、ある日プツンとシャットダウン。

これって、本当に苦しいです。

苦しいんだけど、「私」がないから、他にどう生きたらいいのかもわからない。
何がしたいかも、何が好きかもわからない。
「私」がなさすぎて、苦しいことにさえも気づかない。。。

では、セラピーの中では、どうしていくかというと、椅子を使って家族の配置をしながら、まずは家族の中で何が起きていたのかを客観的に見ていきます。この段階で、自分が抑圧してきた気持ちの大きさに気づく場合があります。

感じてしまったら自分がどうなってしまうかかわからないほどの怒りや悲しみ、支配され続け、我慢した憎しみや恐怖。まずはそこに気づくだけでも、これまで「私」がわからなかった方には衝撃です。

さらに、母親の中で何がおきていたのか、父親の中では何がおきていたのか、夫婦がちゃんと向き合えていたのか、できなかったとしたら何故なのか、そんなところを丁寧に見ていきながら、心の底にある「絶望」を、自分自身で受け止めにいきます。

過去と向き合うことは、時に苦しく、辛く、逃げ出したいくらいの痛みを伴ったりもするけれど、その痛みを乗り越え、本来そこにあった親の愛を感じられた時、幸せな人生へと歩き出すことができます

「私」がわからない人は、まず「あなたはあなた。わたしはわたし」と、べったりくっついていた癒着をはがして、親との間に境界線を引けるようになること。そしたら、心がとても軽く、自分自身を感じられるようになる。

そこから、もう一度、子ども時代を取り戻していくのです。

大人になっても可能です。

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