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2018-07-19

「自立できない子ども」に嫌気がさす時 ~母と娘の共依存~

「正直もう、出て行って欲しい・・・」

洗濯や食事の用意など、身の回りのこともやってあげているのに、それを当然のことと思い、文句は言っても感謝はしない娘(または息子)にイライラ。せめて家にお金を入れてくれればいいのに、働きもしない。

「私はあなたのために精一杯やってきたのよ!」
「こんなにやっているのに、なんでわからないの!」

・・・もう勝手にしなさい!
といいながら、また娘の行動に翻弄される日々。

これは、よくあるパターンです。

残念ながら、娘のことを思うほど、心の距離は離れていき、

「うるさいっ!」「お前たちのせいでこうなったんだ!!」と娘はさらに反抗します。

問題をどうにかしようともがけばもがくほど、より関係が悪化していく…。

 

「あなたのためよ」という名のコントロール

この時、何が起きているかというと、、、

「娘のために」とか「娘の将来が心配で・・・」と、その問題に囚われてしまっている時、実は、娘を支配コントロールすると同時に、娘のお世話をすることで自分自身の存在価値を作り上げていることがあります。

まさか!!ですよね。
これ、無意識にです。

子どもの現実に向き合うというよりも、自分が期待する理想の子どもを求めてしまっています。つまり、母親が自分の考えにとらわれ、「安全基地」として機能していない状態です。

母親の心が、娘や息子ではなく、実は自分自身にとらわれてしまっている。

それを感じている子どもたちは、どうにか本当の自分を見てほしいと、特に自立を前にした不安が表面化される時などに、様々な症状を表して訴えてきます。

そして多くの場合、母親よりも先に、娘のほうがこの「共依存関係」に気づきます。

母と娘の共依存

自立という「試練」の時

子どもにとって「自立」は試練の時でもありますが、不安定な愛着のスタイルを持つ子どもにとっては、それがより大きな試練となります。

「自立」や「就職」といった現実を目の前にした時、心のバランスがとれなくなり、暴言、暴力、引きこもり、不健康など、様々な症状を発症します。

中には、暴言や暴力のあとに、一瞬素直になってみたりして、親の心を揺さぶるというパターンもあります。そうすると親側はますますこの問題に囚われはじめます。

そんな時、彼らの心の中は「母親から愛されている実感がない」、「自分が親からぜんぜん評価されていない」と感じています。家庭が、押し付けと評価の場所になってしまっている。

だからこそ、周りからの評価が気になり、完璧でありたいという願望も強くなって、「人から受け入れられる自分」という不自由な自己の中でもがきます。そして家から出たいけれど出られずに苦しむのです。

いったん社会に出て見てみたとしても、ちょっとした傷つきで「自分のすべてを否定された」ように受け取ってしまうため、また家に戻ってしまいます。

親としては、子どもの行動にただ左右されるのではなく、「ここまではできるけれど、ここからはできない」といったラインを持って、ぶらさないことも大事です。「この前は大丈夫だったのに、なんで今度はダメなんだ!」と、子ども側の怒りお試し行動を増長させてしまうことになり、お互いにしんどくなります

彼らに必要なのは、突き放すのでも、甘えさせるのでもなくて、ジャッジされることなく、本音で話すことができる「安全基地」です。

お母さんの心に「安全基地」を!

ところが、その安全基地となる母親もまた、自分と親との間で、同じように「愛着の傷つき」を抱えていたりします。

「もっときちんとしなければ」

「もっと◯◯ができるようにならないと」

「お姉ちゃんなんだから我慢しなきゃ」

「迷惑かけないように…」

ずっとずっと、がんばってきたのではないでしょうか?

その場合は、母親側への働きかけが重要になります。

まずは、お母さんが心の緊張を緩めていく。

お母さんが安全基地としての役割を取り戻せるように、お母さんの中に「安全基地」をつくる。

それまでの間、カウンセラーやセラピストが、臨時の「安全基地」になることもあります。

また、子どもが表している症状は、自分を困らせるものではなくて、「何か大切なことを伝えてくれている」と捉え直してみてはどうでしょう。

状況回復への道は、行きつ戻りつです。

一気には解決しないかもしれません。

それでも、道は見えてきます。

子どもの自立のペースは人それぞれ。
そして、その問題をクリアしていくのは、子ども自身です。

親側はじっくり見守ることも必要になります。

今抱えている問題を排除しようとするのではなく、その問題と直面できる自分に

時間が必要な時には、その問題とともにいることができる自分に

まずはお母さんが楽になること。

「もう無理ーっ!」て、弱音を吐いていい。

自分を責める必要はありません。

もう十分に自分を責めてきたはずです。

自分が自分の弱さを受け止められた分、
がんばらなくても、子どもを受け止められるようになります。

親子関係に限らず、問題を抱えていると、どうしても視野が狭くなりがちに。

こじれた関係を、一旦、客観的にみてみるためのカウンセリングもおすすめです。

その時はぜひ、声をおかけください。

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