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見捨てられ不安・大人の愛着・家族関係の悩みをサポ―トする民間の女性専門カウンセリングルームです。心理セラピー/ファミリー・コンステレーション/原始反射統合/催眠療法
2023-08-28

「こんなことで相談に行ってもいいの?」

こころのセルフケアなどの市民講座を、年に何回か担当させていただく機会があるのですが、講座終了後に、個別でよく聞かれる質問が2つあります。

ひとつは、
「わたしのような相談はどこに行けばいいのでしょうか?」

もうひとつは、
「こんなことで相談してもいいのでしょうか?」

という質問です。

 

私より大変な人がいっぱいいるのに・・・

ひとつめの相談に関しては、現状を簡単にお伺いしてから相談窓口をお伝えしたり、
参考になりそうな書籍や、調べる時に役立ちそうなキーワードなどをお伝えしたりしています。

ふたつめの「こんなことで相談してもいいのでしょうか?」のほうは、

私より大変な人がいっぱいいるのに
私のような小さな悩みで相談に行ってもいいの?

というご質問であり、

「こころの悩みは大きいいとか小さいとか、誰かと比較できるものではなく、ご自身が困っていることに気づいていることが大事です」

というようなことをお伝えしています。

例えば、同じ状況にあったとしても、ある人は「まぁ、なんとかなるだろう」とやりすごせることかもしれないけれど、ある人にとっては、そのことに一日中とらわれてしまって、他のことが手につかない、ということだってあります。

実際、「こんな小さな悩みで・・・」とおっしゃる方の話をよくよく聞いてみると、よく今まで持ちこたえていらっしゃいましたと、驚くことの方が多いです。

ご自身では、ガマンすることが当たり前すぎて、「こんな小さな悩みで・・・」と考えてしまう一方で、
心や体はいっぱいいっぱいで、悲鳴をあげていることが多いのです。

 

話すことはまとまっていなくても大丈夫

カウンセリングルームは、

こころに重い荷物を抱えたまま歩んでいる人たちが、
ちょっとだけ肩の力を抜いて話ができる場所です。

まずは、

自分の中のモヤモヤやザワザワを、
言葉にならないまま感じてみたり、

どこから話したらいいかわからないような、
混乱したものを吐き出してみることで、

悪く考えてしまうだけだったものが、少しだけ形をかえたり、解放への光が見えてくるかもしれません。

話すことはとても大事なことだなと思います。

混乱したものに言葉を与え、もつれをほどいていくことで、
ようやく、自分のエネルギーを取り戻しはじめます。

そこから、

自罰的ではない自身へのかかわりや、犠牲的ではない他者とのつながりへと、進んでいきます。

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