コンパッション・トレーニング
~あるがままの自己を育てる8週間プログラム~
このプログラムは、コンパッション・フォーカスト・セラピー(以下CFT)の理論と実践をベースにした、全8回のオンライントレーニングです。
CFTは、仏教哲学とアタッチメント理論(愛着理論)をベースにした、優しく、かつパワフルな心理療法で、イギリスの心理学者ポール・ギルバート博士によって開発されました。
現在では、うつ病や不安障害、PTSD、摂食障害、アディクション、LGBTs、など様々なメンタルヘルスや感情制御の問題にも効果が報告されています。
このコンパッション・マインド・トレーニングでは、脳や感情に対する心理教育と、イメージ法や呼吸法、筆記療法、エンプティ・チェアなど科学的に確立されたエクササイズの実践を通して安心感を育て、不安や生きづらさの問題に対処できるようになることを目指します。
コンパッションとは
「コンパッション」とは、自分や他者の痛みや苦しみに寄り添い、優しさと強さをもって支える力を意味します。「思いやり」のことです。
元々は仏教の「慈悲」という意味で、古くからの人間の営みの中にある知恵や実践であり、日本人にはなじみのある考え方です。
自他の苦しみに気づき、しっかりと痛みを感じ取り、それを積極的に癒していく、というプロセスになります。その中で、コンパッションが高まると、感情の調節機能が働き、苦しみを和らげることができるようになります。
こんな方におすすめです
・ネガティブな感情に振り回されてしまう方
・人間関係のストレスで疲れてしまう方
・孤独感や罪悪感で生きづらさを感じている方
・愛着トラウマの問題に取り組みたい方
・コンパッションに興味がある方
コンパッションでは特に、「自己批判」や「恥」の感情に焦点をあてます。
いつも心が不安で落ち着かない、人と自分を比べて落ち込んでしまう、自分がどうしたいのかわからない。また、人からみとめられるために過剰に努力したり、まわりから浮かないよに過剰適応したり。
そのような悩みの奥には、自分自身の「無価値観」があります。
愛されていないという感覚や、恥の感覚といった傷つき体験があると、再びその痛みに触れないように、常に頑張って生きなければならず、真面目な人ほど頑張りすぎて、バーンアウトしてしまいます。
そのような苦しい思いから解放してくれるのもコンパッションのトレーニングの特徴です。
コンパッションが高まることで
・自分や他者を大切に思えるようになる
・不安や孤独、生きづらさが軽減する
・挫折や困難に向かい合う力が育つ
・自分の価値観に沿った人生を送るための理解が進む
・からだとこころの“力み”が和らぎ、リラックスできる
・燃え尽きを予防できる
これは、素晴らしい人間になる、ということではなく、不完全さはあっても、等身大の自分を大切にでき、他者にも寛容になれることで、がんばらなくても、楽に生きられるようになるということです。
プログラムの詳細
コンパッション・マインド・トレーニングは、日常生活の中でより積極的にコンパッションを育み、実践することを目的としたプログラムです。
【プログラム内容】
Week1:コンパッションとは?
Week2:感情制御のスリーモデル
Week3:セルフ・コンパッション
Week4:自己批判の機能分析
Week5:コンパッションへの恐れチェック
Week6:ケースフォーミュレーション
Week7:コンパッショネイト・レター
Week8:コンパッショネイト・アクション
【プログラム構成】
■週1回 90分 (個人/グループ)
・本コースは、Zoomを利用し、対面またはオンラインで開催します
・各セッションでは、次のセッションまでの簡単なホームワークが出されます
必須ではありませんが、できる範囲で継続していただくことが推奨されます
・コース期間中のサポート
①Facebookグループ(希望者のみ)で質問ができます
②個人セッションを特別価格で受けることができます
(よりひとりひとりの状況に合わせたセラピーを提供いたします)
・コース終了後のサポート
コース終了後も、フォローアップセッションなど、学びの機会を用意しています(別料金)
受講料
●個人セッション 39,600円
ご希望の日程で調整いたします
◆お申込みは⇒こちらから
●グループセッション 33,000円
グループセッションの日程はこちらでご確認ください
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