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見捨てられ不安・大人の愛着・家族関係の悩みをサポ―トする民間の女性専門カウンセリングルームです。心理セラピー/ファミリー・コンステレーション/原始反射統合/催眠療法

生きづらさ/うつ

ご相談内容

・言いたいことが言えない
・人に気を使いすぎて疲れる
・自分が嫌い、自己否定
・自分に自信がもてない
・感情のコントロールができない
・心にぽっかり穴があいている
・生きているのが虚しい
・依存がやめられない(過食・買物・恋愛・ギャンブル等)
・すべてがめんどくさい
・部屋がかたずけられない
・いつもイライラしている
・自分がどうしたいのかよくわからない
・誰も自分のことをわかってくれない   等々、

生きづらさの原因とは?

何が原因かわからないのに、モヤモヤと苦しくて、人生が思うようにならない・・・。うまくいかないのはなぜ?

そこには、私たちの「思い込み(ビリーフ)」が大きくかかわっています。

「~~しなければならない」「~~してはいけない」といった禁止令は私たちの主体性を奪い、「私はダメな人間だ」とか「私は生きている価値がない」とか「どうせ私は愛されない」といった思い込みは、現実に反映されていきます。その思い込みが、生きづらさの原因となります。

これらのビリーフは、幼少期に生きるために決断したもので、無意識の部分まで何度も強く刷り込まれているため、思考や行動、言葉がけで変えていこうとしてもなかなか書き換えることができません。一時的に変わったと思っても、またもとに戻ります。

心理セラピーでは、無意識の深い部分までアクセスして、ビリーフのためにあきらめてしまった欲求や、抑圧している感情や感覚を解放して、自分本来の感覚を取り戻していきます。

うつ・抑うつ

気分が落ち込んだり、疲れやすくなったり、集中できなくなったり、、、
そんな症状を「抑うつ気分」といいます。いわゆるうつ状態のことです。

それによって、日常生活に支障をきたすことがあれば「うつ病」のサインかもしれません。

うつ病は1990年代以降から増えはじめ、現在は約128万人、およそ10人に1人の割合であると見積もられています。(厚生労働省平成29年、双極性を含む気分障害の統計)

生涯有病率は20%(5人にひとり)くらいではないかとする精神科医の先生もいらっしゃいます。
それほど身近な病気です。

「うつ」の程度は人によってさまざまで、毎日何となく苦痛だとか、ただ疲れやすいという程度の人もいれば、苦しくて、しんどくて、動くこともできないという重度の方もいます。洗濯機に洗濯物を一枚入れるのに、何時間もかかったという大学の先生もいました。

うつは、人が疲労しきった状態です。

肉体的な疲労は認識しやすいのですが、精神疲労はなかなか疲労と認識されにくいために無理を重ね、もうこれ以上は無理ですよ!となった時に、心身がシャットダウンを起こして自分を守るのです。そのため、少々の休憩では回復しません。

そして、疲労しきった状態から身を守るため、感情のプログラムが作動します。
<不安>や<怒り>や<悲しみ>を発動させて、危険な状況を乗り越えようとするのです。
そのため、最悪の事態を考えつづけてしまったり、イライラしやすくなったり、突然わけもなく涙が出たりします。

これは、無意識のうちにおこるので、本人も何がおきているかわかりません。

うつになりやすい人

うつになると、周囲からの「甘えてる」とか「なまけてる」の言葉に傷つくことがあります。
自分でも、そんな自分を責めます。そして、孤独感、絶望感、罪悪感、疲労感の中で孤立しがちです。

しかし、うつ病の人はそもそも、自分に対して厳しい人が多いのです。小さい時から真面目で、几帳面で、ルールに従う傾向が強いタイプの人なのです。他の人に配慮したり、尽くしたりが得意だったりします。

それゆえ、日常生活や仕事で、「苦しい」とか「しんどい」と弱音をはくことがほとんどありません。

外に向けて表現し、発散することが難しいため、そのエネルギーは内側に働き、自己否定や、自傷行為など、自分を処罰する方向に向かいます。自分の頭を壁に打ちつけたり、げんこつでコンクリートの壁をなぐったりする人もいます。

うつの症状

眠れなくなる(不眠)
気分が落ち込む(憂うつ)
食欲がなくなる(食欲不振)
やる気がでない(意欲低下)

その他、体が痛くなる(頭や背中や腰など)といった症状が出ることもあります。

うつの原因

うつ病の原因としては、

・ストレス
・環境の変化(結婚や出産、引っ越し、転職など)
・からだの要因
・否定的な思考パターン
・脳の神経伝達物質の働き(セロトニン、ノルアドレナリンの減少)

などが考えられます。

回復のために

うつの回復には「体の休養」と「心の休養」が大事になります。そして、否定的な思考パターンを、より柔軟な思考パターンへと変化させていくことも大切です。

また、人によっては栄養状態を改善することで回復することもあります。これは、ちゃんと色々食べているから大丈夫、という量の問題ではなく、質的な栄養のことです。

カウンセリングやセラピーでは、様々な側面から症状をみていくことで、回復を目指します。

 

詳細については、こちらのブログ記事もどうぞ。

うつ病①「うつは心の風邪なのか」
うつ病②「抑うつとうつ病ってどう違うの?」
うつ病③「うつとカウンセリング」

 

■参考文献

『心の病気って何だろう?』(2019)松本卓也 平凡社
『知性は死なない 平成の鬱をこえて』(2018)与那覇潤 文芸春秋
『「うつ」からの回復:新しい心理社会療法』(2010)黒川昭登 金剛出版
『うつからの脱出』(2004)下園壮太 日本評論社

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