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大人の愛着障害・世代間連鎖(家系トラウマ)・対人恐怖を専門にした女性のためのカウンセリングルームです。心理セラピー/ファミリー・コンステレーション/原始反射統合/催眠療法
2019-03-16

「人生に旅を♪」メルマガ2018.7

先日、髪の毛を切りに行った時のことです。

「べんちゃん(←私)のシシュクする人は誰?」

床屋の店長さんから突然聞かれました。

べ:「ん?シシュク?シシュクって何?」

店:「『私淑』って書くの。会ったことはないけれど、人生の先生になってる人のこと~」

べ:「え~、誰だろ??」

店:「歴史上の人物とかでもいいんだよ!私は岡本太郎さん♪」

すぐには思いつかなくて、しばらくたってから、ふと浮かびました。

べ:「あっ、山下清さん!!」

 すると、店長は言いました。

「いいね、いいね!それそれ!今ね、べんちゃんが「山下清さん!」って言ったとき、べんちゃんの体がフワ~ッと緩んで、私の体も一緒に緩んだよ!」

「私淑」とは、「直接教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと」(デジタル大辞泉)。

そうだった。
裸の大将「山下清」さんの生き方が好きだったわ~。

芦谷雁之助さん演じるドラマの「山下清」も好きだったし、
本物の清さんの絵と言葉から醸し出される「自由」が好きだった。

そんなことを思い出してから、不思議なことに、
「楽しさ」を感じるセンサーが開いていきました!

みなさんの「私淑」する人は誰でしょうか?

スーパーエゴとの付き合い方を清さんに学ぶ

「自分がいい所へ行こう 
行こうと思うと
少しもいい所へ行かれない
いい所へ行こうとしなければ
しぜんにいい所へぶつかる
いい所へ行こうとするから
いい所へぶつからないんだろう」

私の好きな、清さんの言葉です。

清さんは、珍しいものが好き。中でも、日本一というのが一番珍しくて大好き。

それに出会うために、日本中をぶらりぶらり。そして、美しい景色を目に焼き付け、「絵」という形にしました。

清さんの絵は、観る人にアピールするために描いたものではなく、アカデミックなコンセプトがあるものでもなく、ただ「美しい」と思ったものを、自分のイメージを誤魔化さずに再現したもの。

絵の中に清さんの感じた感動がいっぱいつまっていて、閉塞した時代の緊張感から解放してくれるのです。

清さんに惹かれる理由って何だろう?

心の3つの領域

フロイトは「人間の心は3つの領域からつくられている」と捉えました。

「イド」「エゴ」「スーパーエゴ」です。

「イド」とは、自分のコントロールできない心の領域で、ひたすら心地よいものや楽しさを追求する心。人の精神エネルギーの源泉になるもの。

「エゴ」とは、自我のこと。「イド」をコントロールする心の領域で、危険をおかさず欲求を満たすための行動を生み出す理性的な心。

「スーパーエゴ」とは、超自我のこと。親や周囲から教えられたしつけや、社会的なルールなど道徳的な部分で、より素晴らしい自分になりたいと思ったり、困っている人を助けたいと思ったりする心のこと。

この「スーパーエゴ」は、

自分の行動が道徳的であるか?
社会的に認められているか?

といった社会的な良心であり、
自我の意識よりも強く「イド」を律します。

ここ強すぎると、神経症的傾向になります。

私が学生時代から清さんに強く惹かれてきたのは、「スーパーエゴ」=超自我の部分が、とっても薄い人だからなんだと思います。

裏返せば、私のスーパーエゴは、スーパーでかかった!ということ。

反対の「極」を行く清さんに触れることで、自分を取り戻していたのだと。。。

私は、ファミリー・コンステレーションという心理療法の中で、ようやくこのスーパーエゴに気づき、手放せるようになってきました。

エゴを肥大させず、ほどよくお付き合いする方法は、、、

「等身大の自分でいる」ことです。

等身大の自分に戻ると、誰かの言葉や何かを盲信して思考停止に陥ることも、

権威や名声に依存することも、「やれてる自分」アピールすることも、

違和感を無視してどこかに居続けることも、必要なくなります。

刺激の強さで自分を麻痺させるのではなく、静けさや、ただの日常に身をゆだねる。

なにも足さなくていい。その感覚を取り戻すと、自分自身と自然の流れを信頼できるようになる。

スーパーエゴで武装した「裸の王様」から、等身大の自分で生きる「裸の大将」へ、

今そんな、人生の旅の途中です。

どこかが欠ければ、どこかが満ちる

「踏むな、育てよ、水そそげ」
これが、清さんが12歳の時に入園した八幡学園(千葉県市川市)の一貫した教育方針です。

「ひとりひとりの子どもを静かに辛抱強く見つめる心」
「遊びを許す心」
「抑えぬ心、責めぬ心、叱らぬ心」
「共同作業の心」

という「心」を大切にしています。

清さんは、「日本のゴッホ」と呼ばれる絵画の世界での評価もありますが、わたし的には、昭和15年~29年の14年間、戦前から戦後にかけて、ゆく先々で、朝・昼・晩と三度の飯を乞いながら、日本列島を南へ北へと歩いて回ったという、

その生命力というか、人間力というか、時間と空間と心のスケールの大きさに感服です!日本全体が、まだ貧しく、空腹だった時代に!!

そして、「踏むな、育てよ、水そそげ」という教育があったからこそ、清さんの本来の才能が開花したのですね。人を、そして自分自身を、静かに辛抱強く見つめる心を、育てていきたいなぁと思います。

「人生に旅を!」

ぶらり、ぶらり、行きましょう♪

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