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2018-01-31

解離~心が割れてしまう~

ども、べんです。

今日は心の分離のお話です。

「頭の中で数人の自分自身が、大声で議論し合っていて、いつも頭の中がうるさい」

とか、

「自分と世界の間に、半透明の膜があるように感じる」

なんてことはありませんか?

あるいは、

記憶があいまいだったり思い出せなかったり、楽しいことをしているのに楽しくなかったり、自分自身を外から眺めているような感覚に襲われたり。。。

このような状態を「解離(かいり)」といいます。

私たちの思考や記憶、感情、行動は、本来ひとつにまとまって「自分自身」であるという感覚を作っていますが、「解離」とは、これらの感覚をまとめる能力が一時的に失われ、バラバラになってしまっている状態です。

「時間的分離」と「空間的分離」

「解離」には、大きく2つの現れ方があります。それは、

時間的に分離する現象と、
空間的に分離する現象です。

どういくことでしょうか?

よくテレビなどで見かける記憶喪失や人格交代(多重人格)は、「時間的な分離」です。
メールに知らない送信履歴があるというのもこれです。

時間的な分離は、まわりの人も、日常の中での食い違いが生じてくるので「変だな」と気づきます。

人格交代(解離性同一性障害)は、幼少期の性虐待のサバイバーさんに多く見られる症状です。

また「退行」といって、急に子どものようなしゃべり方になったり、行動をとったりするクライアントさんもいます。子どもの人格が現れるのです。

そして、今日ぜひお伝えしたいのが、
もうひとつの、「空間的に分離」する解離についてです。

なぜかというと、生きづらさを抱えセラピーに来る方に、この「空間的な解離症状」をもっている方が実はとても多いからです。

では、「空間的に分離」するというのは、どういうことでしょうか?

それは、本来はひとつの「私」がふたつになってしまうことです。

自分の意識が「存在している私」と「それを見ている私」に分離してしまう。
現実感がなかったり、身体感覚が薄れたり、何かの気配におびえてしまう状態。

それが強く出ると、離人症状体外離脱体験となります。

これまで、「寝る直前に大きな黒い闇が現れて飲み込まれそうになる」という方や、「頭の中でふたりの自分が言い合いをしていて、自分はそれを離れたところから眺めている」という方がいらっしゃいました。

中には、「頭の中に5人の自分がいて、みんながそれぞれに主張しあっているので、いつも頭の中がワーワーうるさいんです!」という方も。

「見ている自分」と「見られている自分」

この空間的な分離には、

「うしろに誰かいる!」などと人の気配を感じたりする「過敏」と、もうひとりの自分が見えたり、頭の中にいくつかの自分がいたり、現実感がなくなったりする「離隔」の2パターンあります。

私の先輩で、「お風呂に入って髪を洗っているとき、いつも後ろに誰かいる感じがする」という方がいます。他にも、トイレや台所、部屋の隅に気配を感じ怖いとか、眠りにつく直前に幻覚を見るとか。
そう聞くと、「あ、私もある!」と思われる方もいるかもしれませんね。

これが「過敏」の状態。

一方、

先ほどのように、頭の中で数人の自分自身が議論しあったり、スーパーで買い物をしている時に、自分がそこから抜け出し上の方から見ているとかの離人症状があったり。

これらが「離隔」の状態です。

どちらも、「見ている自分」と「見られている自分」の分離をベースに現れててきます。

これら「解離」症状を発する人のほとんどに、幼少期からの強い精神的なストレスを受けています。「解離」の状態は、自分自身を守るために身につけた自己防衛反応でもあります。

だた、その状態が大人になっても続いてしまうと、

やりたいと思うことがあっても体が動かなかったり、
楽しい場面でも楽しいと感じられなかったり、
人が怖くて、孤立を選んでしまったりします。

豊かな人生を送ることにブレーキがかかってしまうのです。

心理セラピーでは、それらの心の傷を癒していくとともに、分離してしまっている自分自身を統合していきます。バラバラな自分がひとつに統合されると、からだの真ん中に、自分自身を生きる力のような芯が生まれてきます。何より、クライアントさんの表情が変わります。カッチリと能面のようだった表情が、生き生きと動き出すのです。

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